ウェブアーカイブ

特設ブログ「タネたちの今」...倉敷芸術科学大学

仕事がら卒展のサイトを見る機会が増えた。
また大学で運営するブログというものを考えさせられる機会も多い。
倉敷芸術科学大学の卒展サイトはよく出来ていると思うのだが、一点だけ気になる点があった。

○特設ブログ「タネたちの今」
http://maxa05.kusa.ac.jp/ge/blog/index.php?blogid=1
「タネ立ちの今」は倉敷芸術科学大学の卒展ページにリンクされている特設ブログという位置づけである。作品(と学生?)の観察日記風のスタイルで制作の様子を見せていこうという試みだったと思うが、卒展が始まった1月20日現在で、ブログのエントリー数は15。11月にアップされた後はほとんど動きが見られなかった。ブログは頻繁な更新を期待させるメディアだけにもう少しエントリーが欲しかった。
ブログの内容を卒展HPのトップページからも見ることができるように作られているのであれば、あえてブログとして独立させないほうがよかったのではないだろうか。

○倉敷芸術科学大学卒展
http://www.kusa.ac.jp/arts/ge/pc/index.html

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佐藤可士和のウェブアーカイブ

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広告あるいはコミュニケーション・ツールとしてのウェブアーカイブ


 大阪芸術大学が主催するデザインフォーラムmovement2008に参加したのだが、ゲストの一人、超人気アートディレクターの佐藤可士和の講演が印象に残った。正直なところ、彼の講演内容は「アートディレクターの新領域」という多摩美術大学が公開するポッドキャストでほとんどフォローできるもので、既にそのポッドキャストを視聴している私にとってはとりわけ目新しいものではなかった。では何が印象に残ったかというと、講演時に提示された彼個人のHPのデザインとその使い方である。今回、彼はHPだけを使って話をしたが、そのHPは明快に整理されたウェブアーカイブであり、佐藤にとって極めて使いやすい広報ツールとなっているようだった。彼のあらゆる仕事が「色」を基準に超整理された状態で一般公開されているこのHPは、まさに「広告としてのアーカイブ」「コミュニケーション・ツールとしてのアーカイブ」である。そのウェブデザインはユニクロのグローバル戦略でチームを組んだ中村勇吾の手によるものだが、アートディレクションは佐藤自身だそうだ。
 おそらく佐藤はどこに講演にいってもネット環境さえあれば、自分の仕事をオーディエンスに明快に提示できる。講演のためにパワーポイントやキーノートをわざわざ準備する必要ももはやなさそうだ。これほど利便性に富んだアーカイブは見たことがない。よく出来たアーカイブはそれだけでコミュニケーション・ツールとして力を発揮するということを改めて考えさせられた。・・・それにしても『佐藤可士和の超整理術』という書籍を出しているだけあって、徹底して整理された感のあるHPであった。

佐藤可士和のHP kashiwasato.com

佐藤可士和の超整理術佐藤可士和の超整理術

著者:佐藤 可士和
販売元:日本経済新聞出版社
Amazon.co.jpで詳細を確認する


プロフェッショナル 仕事の流儀 アートディレクター 佐藤可士和の仕事 ヒットデザインはこうして生まれるプロフェッショナル 仕事の流儀 アートディレクター 佐藤可士和の仕事 ヒットデザインはこうして生まれる


販売元:NHKエンタープライズ

発売日:2006/09/22
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The National Fine Art Education Digital Collection

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イギリスにThe National Fine Art Education Digital Collectionという美術系大学が参加するウェブアーカイブがある。現在の参加機関は次の通り。

Counicil for National Academic Awards
University of Arts London
Slade school of Fine Art
Royal College of Art
Norwich School of Art and Design
University of Brighton
Birmingham Institute of Art and Design
University of Leeds
University of Ulster
Glasgow School of Art
Duncan of Jordanstone College of Art and Design

まだ試験運用中のようだが、人、場所(機関)、時間(年代)の3つからコレクションを検索でき、インターフェースも今のところ使いやすい。難点を上げるとすれば、コレクションの選出基準が「芸術教育への貢献」とだけ記されていていまいちはっきりしないという点と、コレクションが増えてきた際に機関や年代という検索基準だけではヒット数が膨大なものになってしまうということだろうか。しかし、美術系大学が合同で参加しているという点が本データベースを魅力あるものにしていると感じる。各大学のHPからアーカイブを検索していたのでは面倒なことこのうえない。日本でも各種アートアワードの受賞作品を集めたウェブアーカイブが構築されると研究者や作家、学生にとって便利なものとなるだろう。

The National Fine Art Education Digital Collection HP

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