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2009年2月

『エスクァイア』の休刊

『エスクァイア日本版』が休刊を発表した。ミュージアム特集も定期的に提供してくれていただけに残念。

『エスクァイア日本語版』休刊のおしらせ

昨今の不況の影響ということだが、「ハイクラスな生活へのあこがれを創出する」という宿命をもった雑誌メディアそのものにも限界が来ている?

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ロベール・ドアノー展と第3回ARGカフェ

2月21日(土)に第3回ARGカフェに参加するため、京都へ。

第3回ARGカフェの概要についてはこちら。

午前中は、会期終了が迫っていたロベール・ドアノー展を見る。
この展覧会は2006年の冬、パリで見逃したもの。
寒空の下、パリ市庁舎前には長蛇の列ができていた。
それだけパリジャンに愛されている写真家の1人である。
会場は空間的制約から、動線に苦しさが見えたが、
写真自体はやはり良かった。
なかでもディオールやランバン、クリスチャン・ラクロワなど、
いわゆる高級ブランドを写した写真が自分にとっては新鮮だった。
これはファッションデザインが身近になったことによる変化。

第3回ARGカフェの参加者のなかにも、やはりドアノー展に足を運んでから
参加した人もいて、懇親会ではその話題で盛り上がった。

もちろんARGカフェそのものからも多くの刺激を受けたことは言うまでもない。
ポータルサイトの運営に関わるものとして、NDL村上さんの発表は、
刺激的であったし、写真のアーカイブに関して同様の関心に取り組んで
いる研究者にも出会えた。なにより図書館の門外漢たる自分が様々な形で
図書館に関わる人たちと出会える貴重な機会となった。
それを可能にしているのが、「プレゼンの時間を短くして登壇者をふやし、
懇親会での酒の肴を数多く提供する」というARGカフェ&フェストの考え方だろう。
学ぶところが多く、また参加したい気持ちのよい会である。

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ipodによる音声ガイドのトライアル実施...横浜美術館

横浜美術館と城西国際大学メディア学部が連携し、2009年度からiPod touchを使った新しいタイプの音声ガイドをスタートする。それに先立ち、2月24日(火)と28日(土)にトライアル(無料体験)を実施する。

作品画像をタッチすると、作品や作家についての解説をきけるということらしい。これまでも独自開発端末や携帯電話での音声ガイド、そしてもちろんipodを使っての音声ガイドはすでに実施されている。費用もかかる独自端末の導入よりは、携帯電話、ipodを念頭に開発を進めるほうが賢い。ipodだとitunesのappstoreに無料アプリを公開すれば多くの人の目に触れる(ただしtouch、iphoneの普及率はそう高くなさそう)わけだし、なにより独自で開発から普及、宣伝までの全て自前で担わなくてすむ。ipodであれば筐体、UIのデザインも洗練されているぶん、ユーザビリティも高まるはずだ。

城西国際大学で開発されたアプリケーションに何か目新しい特徴があることを期待。今回のトライアルは無理なので、来年度、試しに行きます。(トライアルというかユーザビリティ実験なのか?)

城西国際大学の音声ガイド紹介ページ

日時:2009年2月24日(火)・28日(土)13:00〜17:00(受付は16:30まで)
横浜美術館コレクション展 第3期 展示室1「特別展示:片岡球子」
※コレクション展観覧料が必要。

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大阪ミュージアム構想&水都大阪2009

大阪府は、大阪府自体を博物館に見立てる「大阪ミュージアム構想」の推進事業費に1億5000万円を計上するとともに、民間からの寄付金の目標額を1億円に設定。
また、中之島で行われる「水都大阪2009」には、橋梁のライトアップなどに17億円、「御堂筋イルミネーション」の本格実施に2億円を計上。

毎日.JP

大阪ミュージアム構想、規模は大きいのかもしれないが、特に目新しくもなく。
「学芸員」(募集:300名)という肩書きを与えてブログを書かせよう、という例は
今までなかったように思う。夢はあるのだけど、今のところ名前負けという印象。
現状では投稿を一つ一つ検索することもできないようなので、
書く人&記事が増えてくると大変なことになる。

大阪ミュージアム


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山梨県立図書館の設計委託

毎日新聞が報じるところによると、2012年秋の開館を目指す山梨県立図書館の設計を担当するのは久米設計・三宅建築設計事務所の共同企業体(JV)ということだ。金額は約1億5000万円とされている。
久米設計・三宅建築設計事務所のプランは、ユニバーサルデザインや、完成後のランニングコストも含めた「ライフサイクルコスト」縮減の点で優れていたとのこと。

毎日.jp

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不況の影響で展覧会が中止に

Bunkamuraで行われる予定だった「JPモルガン・チェース・アート・コレクション50周年記念 20世紀モダン・アート展」(仮称)(予定:2009年9月12日(土)~2009年10月12日(月))が昨今の不況の影響で中止と決まる。コレクション母体で主催者のJPモルガンはアメリカの金融大手。

展覧会の紹介ページ

かわりの展覧会を行うのかどうか、行うとすれば何がくるのか、
いずれにしてもしばし動向を注目したいです。

続きを読む "不況の影響で展覧会が中止に"

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「人体の不思議展」で一悶着

青森県立美術館への巡回時にももめていた「人体の不思議」展。沖縄では展示の後援を県教委と那覇市が辞退するという事態になっているようだ。

沖縄タイムスによれば、共産党那覇市議団が3月20日から県立博物館・美術館で開催される「人体の不思議展」が本物の遺体を加工して展示するなど「人道上、医療倫理上問題がある」として教育長に後援を取り消すよう申し入れたとのこと。県教育委員会と那覇市は「後援辞退」を決めたそうです。

「子どもたちへの教育効果が本当にあるのかということを慎重に検討したい」との教育長の言が載っていますが、青森の入場者数を見ると展覧会としての人気は高いようです。

沖縄タイムス(リンク切れの際はご容赦ください)

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豊島の美術館、準備進む。

豊島(てしま)の現代アート美術館が来月着工する見込み。 直島福武美術館財団が地元に対して2009年1月25日に説明会を開いたとの記事が四国新聞社のウェブに掲載されていました。瀬戸内海の7つの島で計画されている「瀬戸内国際芸術祭」期間中(2010年10月)に開館する方針だそうです。美術館の建設予定地は、島北東部の唐櫃(からと)地区で床面積は約2400平方メートル。設計:西沢立衛。内藤礼の作品が展示される予定。 四国新聞社(アップから日が経つとリンク切れになることがあります)

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あいちトリエンナーレ、予算減で苦境

2008年の横浜トリエンナーレに始まり、2009年は越後妻有トリエンナーレ、神戸ビエンナーレ、2010年には「瀬戸内国際芸術祭」と続くが、もう一つ国際的芸術祭として企画されているのが「あいちトリエンナーレ」。そのあいちトリエンナーレが大幅な予算減のため苦境に立たされているとの記事が読売新聞のウェブ版にでていました。それによると「新年度に当初3億2000万円を計上していたが、査定によって1億9000万円まで削減され」たとのこと。それに対し、同トリエンナーレの芸術監督を務める国立国際美術館の館長・建畠哲氏が「芸術でこの地域を活性化したい」と講演会を行い、事業に理解を求めたようです。講演会の開催日は1月26日(月)でした。

ちなみに各政党の意見は次の通り。
自民、公明両県議団:規模などを検討した上で予定通り10年の実施
民主党県議団:延期

YOMIURI ONLINE(アップしてから時間が立つリンク切れになることがあります)

あいちトリエンナーレ2010

それにしても猫も杓子も「芸術祭」という感じの世の中ですが、
「次の一手」をどこが打ってくるのか、のほうが興味をそそられます。


 

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佐世保の新美術館の基本理念まとまるが協議継続

公募型プロポーザルにより丹青研究所を選出し、既存の島瀬美術センターとのすみ分けの整理や立地場所を含む基本構想案を検討・策定していた佐世保市が2009年1月29日、第3回目となる佐世保新美術館整備基本構想検討委員会(委員長・菊森淳文ながさき地域政策研究所調査研究部長、10人)会合を開き、「アートでつながり、広がるひとづくり・まちづくり」とする新美術館の基本理念をまとめ提出した。西日本新聞によると、市は全国巡回展を開催するには、新美術館の延べ床面積は最低でも4000‐5000平方メートルが必要とした上で「展示」「教育普及」「利用者サービス」など8項目の事業活動案を提示したとのこと。委員からは「抽象的で佐世保らしさが見えない」「すべてを実現するには、巨額の予算が必要で不可能」との意見が相次ぎ、継続協議することになったと報じられている。

ネタ元:西日本新聞

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ミレー館好調...山梨県立美術館

1月5日にオープンした山梨県立美術館の展示室「ミレー館」の来館者数が2009年2月1日で1万人を突破したという。08年1月の常設展の来館者数(約 4000人)の2倍以上の数。毎日.jpには、白石和己館長は「予想以上に順調な滑り出し。春の観光シーズンには、いっそうの来館者数を期待できる」との白石和己館長の談が載せられている。

毎日.jp

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「砂の美術館」が観光客増に貢献

鳥取市は「砂の美術館」の入場者数が32万人を越え、約55億円の経済効果が見込めると発表。うち約3000人に行った市のアンケートでは、約7割の2028人が県外から、ま約4割の1308人が「県内に宿泊した」と回答している。

市長の言「通過型観光から滞在型観光へ脱却するために大きな意義があった」。「砂の美術館を除く昨年の鳥取砂丘の入り込み客数は132万人だった。05年は131万人、06年は145万人、07年は138万人で、砂丘のみの観光客数はあまり変動がなく、砂の美術館が入り込み客増加に大きく貢献した。」

山陰中央新報が報じるところによる、同市の発表では「砂像制作費や管理費などを含む七千七百万円の事業費に対し、それを上回る八千六百七十万円の観覧料収入があった」という。市は今秋には第3期を開催する予定。

 

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高崎市美術館と一体運用を模索。高崎哲学堂を市に売却予定。

高崎市の「高崎哲学堂」が同市売却を申し入れる方針を決めたと読売新聞が報じている。市としても「隣接の市美術館と一体的な運用ができる」として取得に前向きとのこと。2月上旬に市議会に経過を報告し、了解が得られれば3月定例会に予算案を提出する。購入費は約2億。

記事によると、高崎哲学堂は「市民らから集まった寄付金約1億2000万円に金融機関からの借り入れ金を加えて、3億1000万円で落札」したそうだが、「約2億円の融資の利払い(年間約400万円)に追われ」、市と保全を前提に買い取りを陳情していたようだ。


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