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鳥獣戯画がやってきた!

鳥獣戯画がやってきた!
—国宝『鳥獣人物戯画絵巻』の全貌
2007年11月3日〜12月16日
サントリー美術館

Img416


人垣をかき分けて、鳥獣戯画。

 リニューアルオープン後のサントリー美術館を見たいと思い、先日ぶらりと出かけてみた。祝祭が日常のミッドタウンの喧騒の中、自然光のスポットライトを浴びる安田侃≪意心帰≫に触れた後、目的のサントリー美術館へ。

展示空間の印象は、一言でいえば「古さのあるモダン」。開放感がなくどこか古めかしさを感じさせる。もちろん作品保護のために照明を落としていたせいもあるだろうが、1000㎡の床面積のわりにはこぢんまりとしたその様子に少々拍子抜けした。しかし現代美術の森美、なんでもありの巨大展示空間をもつ新美という六本木地区の勢力図を見れば、小さくともハイ・アートが似合う、落ち着いたこの空間こそが棲み分けの点からみても相応しいのだろう。少し大人の美術館、そんなイメージを湛えている。あくまでもそれは展示空間のみの印象であるが・・・。

できれば休日に都会の展覧会は避けたいところ。人垣の向こうに垣間見られる、わずかな戯画。ほとんど鑑賞する気力も失われそうな状態だが、そこは鳥獣戯画。絶妙に動きを表現する筆致の魅力は高い。ユーモア溢れるウサギや蛙の姿に、現在の日本の漫画文化の源流が見える。

この展覧会ではショップの配置が特徴的であった。会場中程に特設の売り場が設けられているだけで、会場を出た後に特別展関連のグッツを買うことができないのである。入り口部分の常設ショップの混雑を緩和するためと推察するが、展覧会を全て見終わってから購入を考えるとなると、会場内をまた戻らざるを得ない(ちなみに再入場はできない)。どちらが購買上の効率がいいのかはわかりかねるが、一来館者の意見としては、会場を出た後でもグッツが買えるとありがたい。


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