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みるみる手をつなごう

参加型アートイベント「みるみる手をつなごう」
2007年10月18日〜23日
八戸市美術館

パレスチナ、世界の子どもとアート

 10月18日から23日の間、参加型アートイベント「みるみる手をつなごう」が八戸市美術館で開催された。展覧会の中核を担ったのは世界の子どもたちが描いた作品であり、私は世界の子どもたちの絵を観る機会に恵まれた。これらの作品はNPO法人パレスチナのハート・アートプロジェクト(代表上條陽子氏)の活動を通じて子どもたちが描いたものである。同団体はレバノンのパレスチナ難民キャンプ他で絵画指導を行っており、本展はその成果報告の意味もある。

期間中には「子どもワークショップ」も企画されており、小学生までを対象に「大きな自画像を描こう!」というプログラムが行われた。このプログラムは同団体がこれまで世界の子どもたちと一緒に行ってきたプログラムと基本的に同じであるとのこと。つまり目の前に展示されている作品と同じやり方で作ってみることができるのだ。その点を意識させるような言葉がけをすれば、展示室の作品を鑑賞しながら子どもたちの興味を引き出せただろうが、残念ながらワークショップは予定が合わず見学はできなかった。私が訪れた時にはすでに八戸の子どもたちがワークショップによって制作した作品も展示された状態であった。

上條氏にうかがった話では、パレスチナでは学校教育(調べてみると学校は国連が運営)のカリキュラムの中に描画や鑑賞は含まれていないということだった。見たことや感じたことを表現できる美術を、戦争の災禍にさらされた子どもたちだからこそ取り入れてほしい。日本から出前でワークショップに赴くことの意義は絵画を教えるということ以上に、絵画を通じて子どもたちと時間を共有することで彼らの世界を少しでも広げることができるという点にあるのだろう。

課題と感じられたのは、子どもたちの作品の管理についてである。子どもたちの作品は厚紙で裏打ちを施されていたのだが、処理に不手際があったのか、だいぶしわが目立ってしまっていた。この点は今後何らかの改善策を検討する必要があるだろう。

会場風景
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難民キャンプでのワークショップの様子が映像や写真で紹介されていた。

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上條氏の作品のほか、メンバーの作品も展示された。

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